自家水道システム
自家水道システムは、井戸を採掘し高度な濾過技術で
高品質な水を供給するシステムです。
自家水道システムは、『深層地下水』を使用するため、
安定した水源が確保できます。
地層は図のように、表土の下に砂・粘土・砂礫が互層となって重なり合っています。その中の砂、砂礫層が有望な帯水層として地下水が流れています。
この地下水は、粘土層などの不透水層によって仕切られることで被圧地下水となり、帯水層毎の水質も異なってきます。そのため低地における地表の水はこの不透水層で遮断され深層まで達することはありません。有害物質や、海の塩水もここで遮断され深層部が汚染されることはありません。
このシステムでは長い年月をかけて高地から脈々と流れてくる安定した深層地下水を、深井戸を掘削して取水します。深井戸(100m以深程度)から取水することにより、地盤沈下の問題もなく水量も安定し、干ばつによる井戸枯れの心配もありません。
自家水道システムは、高度な膜処理技術により
お客様が必要とされる水質を実現します。
※物質の大きさは大まかな分類目安です。
微生物や有害物質を除去し、
安心・安全な水を供給します。
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レジオネラ
0.9×2~20㎛の好気性グラム陰性桿菌で、自然界の土壌中や淡水に生息しています。水利用設備には、土埃や補給水に含まれて混入し、ここで増殖して菌を含んだ微細な水滴を人が吸入することによって、死亡事故を伴ったレジオネラ症に感染する場合があります。日本でも温泉や病院での集団感染が報告され、水利用施設の適切な維持管理、菌の防除対策が重要視されています。
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クリプトスポリジウム
単細胞の寄生虫で、自然界に存在します。この原虫は大腸菌の約69万倍も塩素抵抗性があると言われ、通常の水道水の塩素濃度による消毒では死滅しません。最近では1996年に埼玉県で水道による小中学生を中心に約10,000人の集団下痢症の発生があり、その対策として、膜処理が導入されました。現在は膜を用いた浄水処理への切替えが、国の指針として示されています。
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エンドトキシン
グラム陰性菌の細胞壁の表皮に含まれる毒素であり、菌体が死んでも死菌、断片として遊離します。血中に入ると急性的に悪寒・発熱・低血圧などを引き起こすため、医薬品や医療材料、特に透析液への混入は絶対に避けなければなりません。 エンドトキシンは、微量元素や塩素と同様に、水道水などに含まれており、0.1㎛のMF膜では除去できません。
水道法による水質基準の一覧表 平成27年4月1日施行
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番号 項目 基準値 1 一般細菌 100個 2 大腸菌 検出されないこと 3 カドミウム及びその化合物 0.003㎎/L 4 水銀及びその化合物 0.0005㎎/L 5 セレン及びその化合物 0.01㎎/L 6 鉛及びその化合物 0.01㎎/L 7 ヒ素及びその化合物 0.01㎎/L 8 六価クロム化合物 0.05㎎/L 9 亜硝酸態窒素 0.04㎎/L 10 シアン化物イオン及び塩化シアン 0.01㎎/L 11 硝酸態窒素及び亜硝酸態窒素 10㎎/L< 12 フッ素及びその化合物 0.8㎎/L 13 ホウ素及びその化合物 1.0㎎/L 14 四塩化炭素 0.002㎎/L 15 1,4-ジオキサン 0.05㎎/L 16 シス-1,2-ジクロロエチレン及びトランス-1,2-ジクロロエチレン 0.04㎎/L 17 ジクロロメタン 0.02㎎/L 18 テトラクロロエチレン 0.01㎎/L 19 トリクロロエチレン 0.01㎎/L 20 ベンゼン 0.01㎎/L 21 塩素酸 0.6㎎/L 22 クロロ酢酸 0.02㎎/L 23 クロロホルム 0.06㎎/L 24 ジクロロ酢酸 0.03㎎/L 25 ジブロモクロロメタン 0.1㎎/L 26 臭素酸 0.01㎎/L 27 総トリハロメタン 0.1㎎/L -
番号 項目 基準値 28 トリクロロ酢酸 0.03㎎/L 29 ブロモジクロロメタン 0.03㎎/L 30 ブロモホルム 0.09㎎/L 31 ホルムアルデヒド 0.08㎎/L 32 亜鉛及びその化合物 1.0㎎/L 33 アルミニウム及びその化合物 0.2㎎/L 34 鉄及びその化合物 0.3㎎/L 35 銅及びその化合物 1.0㎎/L 36 ナトリウム及びその化合物 200㎎/L 37 マンガン及びその化合物 0.05㎎/L 38 塩化物イオン 200㎎/L 39 カルシウム、マグネシウム等(硬度) 300㎎/L 40 蒸発残留物 500㎎/L 41 陰イオン界面活性剤 0.2㎎/L 42 ジェオスミン 0.00001㎎/L 43 2-メチルイソボルネオール 0.00001㎎/L 44 非イオン界面活性剤 0.02㎎/L 45 フェノール類 0.005㎎/L 46 有機物(全有機炭素(TOC)の量) 3㎎/L 47 ベンゼン 0.01㎎/L 48 pH値 5.8~8.6 49 味 異常でないこと 50 臭気 異常でないこと 51 色度 5度 52 濁度 2度 53 イオン状シリカ – 54 アンモニア性窒素 –
自家水道システム 導入までの流れ
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1自家水道システムご提案
最適な事業方式、資金計画等を含め課題を解決するベストのシステムをご提案します。
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2発注内示書
事前に提示させて頂く料金、数量など契約条件をご承認頂いた上で井戸掘削にかかります。
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3井戸掘削
掘削後万一、水が出なかった場合には工事費用は負担として現状復旧します。
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4水量・水質確認、設計
採水した水質、水量を確認し、それに最適なプラントを設計します。水量を保証します。
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5正式契約
月々の契約水量、単価等についての正式契約書を交わしプラント工事に入ります。
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6水処理装置施工
プラント、配管・電気等の工事一式を施工します。
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7保健所の認可取得
保健所、水道局等との交渉、許認可取得等の手続きをすべて行います。
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8供給開始
処理装置の試運転時に水質検査を行い、保健所の検査合格後、供給開始となります。
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9水質保証
水道法に基づく水質基準をクリアした、供給水質を保証します。
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1024時間監視システム
24時間監視システムにより、異常の兆候を事前にキャッチし対策をとります。
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11フルメンテナンス・検針
毎月のメンテナンスの際、水量メーターをチェックし、料金をご請求させて頂きます。
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12安全で良質な水の供給
毎月の使用量に応じた従量制によるシステムサービス料金のお支払いです。
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